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2019年06月18日 [FAQ]

会社に未払いの残業代を請求する方法はありますか?

私の勤めていたア中小のパレル会社で、普通に毎日残業がありました。残業がない日は1日もなかったかもしれません。時には終電近くまで残る日もありました。でも残業代をもらったことはなく、全てサービス残業でしたが、社長は「時間内に出来ない自分の無能さを棚に上げて残業代だなんて10年早い」「新人の間は育ててもらってると感謝して仕事を覚えろ」とスポーツ系の熱血教師のようなタイプでした。言われていることも確かだと思いましたし、自分も早く一人前になりたくて時間のことは忘れて努力しました。でも会社は人の入れ替わりが激しく、ここで働き続けていいのかと疑問を持つようになりました。同じ時期に入った同僚も辞めることを考えていて、未払いの残業代を請求して辞めようと話しています。しかし、そもそもタイムカードがありませんでした。労働時間を証明するものがなくても残業代の請求をすることは出来るのでしょうか?証明する方法があれば教えて下さい。

回答

タイムカードがなくても労働時間の証明は可能です


残業代の未払いは会社が従業員に対して負う賃金支払い義務を怠る行為で、民事上の責任が生じたり、労働基準法に基づいては残業代の未払いについて刑事処分まで予定しています。業界によっては「残業が当たり前」と言われ諦めている人が多いのですが、仕事はボランティアではありません。労働者には未払い分を請求する権利があり、企業は当然支払わなければならないのが原則です。
会社に雇用された時に雇用通知書や雇用契約書が渡されていれば、そこに雇用条件通知として、給与の計算方法や残業代支給についての取り決めが記載されていますので保管して下さい。また、労働者が10人以上いる会社は就業規則の作成・通知が会社の義務です。こちらには就業時間、時間外労働の義務、休日を記載する決まりです。未払い残業代を請求する前に残業代の計算をするために必要なものですので、会社の事務や総務の方に聞いてみましょう。また、労働時間を証明するものとしてタイムカードがなければ、次のものが労働時間算定の証拠として有力です。
勤怠表、申告票、日報、また、Eメールは送受信する度にその時間が記録されるため、会社アカウントでのメール送受信履歴も証拠として有力です。パソコンのログオン・ログオフの履歴も証拠になります。さらに、個人が日々つけている日記や備忘録などがあればこちらも労働時間算定の根拠になります。
個人で会社へ申し立てするのは難しいという方は、弁護士に相談して、法律に基づいた見解を聞いてみるとよいでしょう。

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